Q&A
Q1 「水土里ネットながぬま」・「ながぬま土地改良区」って、なに?
Q2 作物を作るために必要な「施設や設備」ってなに?
Q3 水田はお米を作るだけじゃないの?
Q4 地球にはたくさんお水があるから大丈夫?
Q5 世界で1年間に使う水の量はどのくらい?
Q6 雨が少ないところはどのように作物をつくっているの?
Q7 「かんがい」にはどんな方法があるの?地域や国によって違うの?
Q8 長沼町の農地に必要ひつような水はどこからきてるの?
Q9 水田にはいろんな生き物がいるけど、どんな生き物がいるの?
Q1 「水土里ネットながぬま」・「ながぬま土地改良区」って、なに?
A1 農業利水施設の整備、維持・管理する機関です。
Q2 作物を作るために必要な「施設や設備」ってなに?
A2 農業用水利水施設などです。
下のイラストが主な作物を作るために必要な施設や設備です。
Q3 水田はお米を作るだけじゃないの?
A3 米をつくる以外にもたくさんの働きを持っています。
■水田の働き
・水田は天然濾過装置の役割をはたし、きれいな地下水をつくります。
・大雨の時は水を蓄え、洪水被害を軽減します。
・非常時には、防火用水として使用されることもあります。
・稲いねなどの農作物は光合成で酸素を作り出し、空気をきれいにします。
・水田は、気温の上昇を抑えたり、気候を和らげる働きがあります。
・微生物や虫、鳥などがくらす場所でもあります。
・水田風景は見る人の心を和ませます。
Q4 地球にはたくさんお水があるから大丈夫?
A4 地球上で人間が使える水は、0.08%(約10.5万km3)しかありません。 水は限られた資源です!
Q5 世界で1年間に使う水の量はどのくらい?
Q5 3,500km3あまりです。 世界の人口増加と、農業や工業がさかんになるにつれて、私たちが使う水の量は増え続けています。 7割が農業用水で、さらにその7割がアジアで利用されています。
Q6 雨が少ないところはどのように作物をつくっているの?
A6 川から水を引いてきたり、農業に使うために水を確保しています。
農業に使うために水を確保かくほすることをかんがいといいます。そのかんがいには色々な方法があり、地域によって異ことなります。
Q7 「かんがい」にはどんな方法があるの?地域や国によって違ちがうの?
A7 地域によって「かんがい」は違います。地域や国によって違うユニークな「かんがい」を2つ紹介します。
■「カナート」(アラビア半島)
たて穴を設もうけて地中数百メートルから数十kmトンネルを掘ほって水を集める方法
■「ウォーター・ハーベスティング」(パキスタン)
ふだん水が流れない所にため池をつくって洪水の水を集めたり、土地の低いところで作物をつくる方法。
この他、イスラエルでは、200kmもはなれた湖から水路すいろで水をひいています。それでもたりず、下水処理水げすいしょりの再利用さいりようも行っています。
アメリカでは、比較的ひかくてき雨の多い北部地域の水をダムに貯ため、710kmのカリフォルニア水路で、300万km3の畑に水を送っています。しかし用水ようすいの塩分えんぶんにより作物に被害ひがいがおきてきます。
中央ちゅうおうアメリカでは、地下水を利用していますが、利用量が雨の量を上回り、地盤沈下じばんちんかをまねいています。
Q8 長沼町の農地に必要な水はどこからきてるの?
A8 河川から、頭首工で引き込んだり、揚水機場で吸い上げて、その水を用水路を通して水田へと運ばれています。
Q9 水田にはいろんな生き物がいるけど、どんな生き物がいるの?
A9 土中の微生物びせいぶつから、水性生物、昆虫や鳥など様々な生物のすみかになっています。下記に水田にいる生き物を紹介します。
ギンヤンマ(体長:75〜77mm)
日本全国に生息し、春から秋にかけて見ることができる。水草の多い池や沼にいれ、小さな動物をたべる。
ゲンゴロウ(体長:35〜40mm)
日本全国に生息し、春から秋にかけて見ることができる。よわった動物、魚やカエルをおそうこともある。
ミズスマシ(体長:6〜7mm)
日本全国に生息し、春から秋にかけて見ることができる。ボウフラなどの小さなムシをたべる。
アメンボ(体長:11〜16mm)
日本全国に生息し、春から秋にかけて見ることができる。水におちた虫の血をすう。
マツモムシ(体長:12〜14mm)
日本全国に生息し、春から秋にかけて見ることができる。さかさまになっておよぎ、水におちた魚の血をすう。
ドジョウ(体長:18cm)
どろの中の虫やごみをたべる。口のまわりのヒゲは10本。水田や池、小川などにすむ。
タニシ
沼やみぞにすむ。子貝をうむ。